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老後の話

老人がひとりぽつんと座る姿は、見るだにうら寂しく心もとない。

 

私は生涯結婚することも家族を持つこともない。
それはもう自分で決めてしまった。

 

私には家族は持てない。

これはべつに私がゲイで子供が持てないからとかいう以前の話で、

そもそも私は子供が大嫌いだし、

他人の人生に責任を持ちたくないという理由が大きい。

 

とはいえ、生涯独り身ということは老いぼれても

死にかけても独りということ。

客観的に老いぼれた我が身をイメージしてみると、

どうにも一人というのはよろしくない気がする。

 

還暦過ぎても70、80になってもバリバリ仕事しているというのならいいのかもしれない。
でも前時代の遺物のような老害がいつまでも現役ぶってるって社会にとって良いことなのかは甚だ疑問だし、そもそも死ぬまでずっと働き続けるなんてことはできない。

 

老人ホームだって今や予約何年待ちとかいう話を聞くし。

老人ホームなんかに入れるのは一部の金持ちぐらいじゃないか。

 

そう、お金の問題もある。老いぼれた先、仕事もできなくなった後、

どうやって生活をしていくのか。

 

私たちの世代では当然ながら年金なんかあてにできない。

退職までにそれなりの額を貯蓄しておく必要があるんだ。

果たしてそんなことが可能なのかどうか。

(そこのところを同世代の人たちがどう考えているのかは、じっくり話を聞いてみたいところ。)

 

私自身は一生働き続けることができる、もしくは

働かなくても収入が入ってくる、そういう方法を模索してはいる。


それでも正直老後のことはあまり考えたくないんだ。

老後に夢も希望も持てないんだ。


だから私はこう言っている。
叶うなら38でぽっくり逝きたいと。

 

まだ若い身体を保ち、なおかつある程度の人生経験を積み人間的な深みを増したぐらいのちょうどいいおっさんのころ、周囲の期待と尊敬を背負いながら、ぽっくり逝きたい。

 

長生きしても老いと孤独と貧窮に打ちひしがれるくらいなら、

そのほうがよっぽど夢があるとは思われないだろうか。